Twitterでは職場の同僚とは数人としか繋がっていない1ので三日坊主になっていたブログを引っ張り出して意味はあるのかとは思うものの、何かお気持ちを表明したい気分になったのと、いま書かないとこのブログの記事が書かれる事が永遠に無くなりドメイン代だけ払い続ける事になりそうなので、退職エントリを書くことにしました。
で、誰?
大学を出た後にコンサルティング会社と称する事実上のSIerに入社して約5年ほどSEとして勤務した後、オンラインゲームの会社に転職しました。
そこから2年後にスマホアプリやWebサービスの会社に転職し、(主に法人顧客向けの)テクニカルサポートの仕事を4年弱担当していましたが、この度その会社も退職した次第です。
実名で退職エントリを書いている元同僚を数名知っていますが、自分はまだネット匿名文化の中にいる2ため、具体的な会社名などは伏せています。
転職のきっかけ
いろいろありますが、短くまとめると以下の3点です。
- 「留学する」という理由で退職した同僚や、かなりいい所(GAFAとか)に転職してゆく上司・同僚が数人おり、彼らからの影響があった
- 自分が入社した当初に比べて、テクニカルサポートの為のチーム作りやプロセスが一定の完成を見た(少なくとも自分はそう考えている)
- Googleからスカウトを受けた。選考結果はNGだったものの、これで気が大きくなって「少し背伸びすれば大きくキャリアアップできそう」という気になった。
転職活動についての感想
前二回に比べると、英語で面接をする事が非常に多かったです。外資はもちろん日本企業でも英語面接がありました。また、転職エージェントとのやり取り(電話やメール)もほぼ英語です。
過去の転職活動は日本語だけ3でやっていましたし、そもそも僕は英語がそれほど強くないので、かなり苦労しました。その苦労の甲斐あってか、転職活動中に英語力が少しずつ上達してゆく マシになってゆくのを感じました。転職活動の初期の頃に英語力を理由に落とされた事があったり、言葉ではそう言われなくてもコミュニケーション力の問題で面接がスムーズに進まなかった事がありましたので、もしかしたらこういう所も後の方で選考を受けていたら結果が変わったのでは?とも思っています。(後の祭りですが)
また、活動当初は行きたい企業への直接応募をメインにしていましたが、気になる所はあらかた選考を受けたと思い始めた辺りからエージェントの方に紹介していただいた会社に応募するのをメインにしてゆきました。最終的に内定を受けた会社もエージェント経由で応募しています。エージェントを経由した採用から縁故や直接応募からの採用に軸足を移すのが世間の流行だそうですが、今回自分は逆の事をした次第です。
現職についての感想
サーバ、クライアント(iOSネイティブ、Androidネイティブ、WEB)、セキュリティ、ネットワークなどなど、一通り触れられたのが良かったです。自分の職種の都合上キラキラした流行の技術よりは普及している技術が中心だとは思いますが、その分応用しやすい経験を積んだと思っています。
また、時々厄介な事はありましたが、概ね人間関係が良好なのが良かったです。特に自分は営業チームの方々との関係が極めて良好でした。
あと、とにかく裁量労働制に助けられました。出社が11時前後になっても何も言われない(そのかわりにLINEやSlackのメッセージは飛んでくる)のは良かったです。別の会社の方ですがこちらの方が
次にBtoBを選ばなかったのは、 10時に起きれないから です。 早起きは三文どころか300万くらいの得だということがわかります。
と仰っているのが涙が出そうなくらい分かります。僕は一念発起して三文4を取りに行きましたので早起きと満員電車の通勤がんばります。
次の仕事についての感想
現職、前職と違って一般消費者向けのサービスはやっていないので、会社名を言って「ああ、あそこか!」という反応を受ける事は無く、さみしい限りです。
また、社内で「次はどこに行くんですか?」と聞かれて答えた時の反応としては
- 企画や営業には、あまり知られていない
- アプリ開発者にも、あまり知られていない
- サーバ開発者は「名前は知ってる」「使った事は無いけど興味はある」という人がちらほら。「前職で使っていた」という人が1人
- Developer Relationsには抜群の知名度があった
という状況でした。
DevRelの方々に知られていたのは、各種カンファレンスでの登壇やスポンサーをしている為のようで、冗談半分でしたが「しょうもない転職だったら引き留めようと思ってたけど、そこだったら止めようがない」とまで言われました。スポンサーって意味あるんかいなと思っていましたが、これで考えが変わった次第です。
また、今までと違ってWebサービス業界の会社ではない事、インフラ系のスキルが必要になりそうな事、東京オフィスでも社内公用語は英語(!)な事などがあり、正直不安が大きいです。どうにもならなければまた仕事探すと、腹を括った上で内定を受けたのではあるけど。。。
まとめ
とりあえず言いたい事を言ってスッキリました。燃えるような事は書いていない、はず。
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先週〜今週にかけて元同僚を数人フォローしましたので、そこからフォロワーの輪が広がる可能性はあります。 ↩︎
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ここ数年、実名文化圏の人と接する機会が多い事もあり、もういいかなーという気はしています。最近では昔から使っているsen_nenのハンドルよりもkosk1011(これは実名をもじった文字列と誕生日です)の方がしっくり来ますし、LinkedInでは実名で所属企業名も明記していますし。。 ↩︎
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面接官が日本語が不得手な外国人(非英語圏出身)だった事が一度ありましたが、その時には同時通訳者の方がいて下さいました。それ以外は全部、面接官が外国人の場合も含めて日本語で面接を受けていました。 ↩︎
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賃金は300万円も増えなかったが。。。 ↩︎